Onyさんといっしょ
今回の記事では、久しぶりに自動売買プランをご紹介します
本記事は特定の投資を勧めるものではありません。また、記事中に記載のある利益に関する情報は、将来にわたってのパフォーマンスを約束するものではありません。
本プランのパフォーマンス
バックテスト期間にはコロナショックが発生しており、EUR/GBPが0.95に到達しています。これは2009年2月以来で最も高いレートです。またこの時、USD/CHFは想定レンジの中央付近0.918程度までの下げで留まっています。従ってこのバックテストで示されている推奨証拠金は、信頼度の高い値であると考えられます。
多少余裕を持って、予算50万円程度での運用が妥当でしょうか
上記予算は、プラン策定時点でのバックテストに基づいて、筆者が妥当と考えた金額です。相場の急変等の事情により必要資金が変動する恐れがありますので、資金管理にはくれぐれもご注意下さい
本プランの構成
本プランはEUR/GBPとUSD/CHFの自動売買で構成されています。
EUR/GBP
両建てで日々の値動きを利益に変えます。
- 想定レンジが比較的狭いため評価損益が安定しやすい
- ショートの含み損方向にはパリティ(1.00)があるため意識されやすい可能性あり
- ロングの含み損方向は下値余地が大きいため、0.815での損切りで対処。
- 3.の損切り予算はショートの400pips利幅トラップで
賄える軽減・相殺する
なお、記事執筆時点ではEUR/GBPは売買スワップ同値キャンペーンの対象となっています。そのため、ロングのマイナススワポによる損益インパクトも最低限に抑えることができます。
スワップ同値「キャンペーン」ではありますが、なんと無期限で提供されていますので、当面はマイナススワポの心配も少なそうです。
USD/CHF
想定レンジを安値部分に限定し、ロングでのリピート売買のみ行います。
- 想定レンジが比較的狭いため評価損益が安定しやすい
- スワップポイントが貯まりやすい
- 評価損失のピークタイミングがEUR/GBPと異なる
- USDとCHFは過去10年間価値が拮抗しており、レンジを形成しやすい(下図参照)
ただし、USD/CHFの運用には常にスイスフランショックのような急落のリスクが伴います。不安が残る方はEUR/GBPのみの運用でもOKです。
設定表
本プランは、2023年10月より新設定に変更いたしました。以下の解説記事も併せてご一読ください。旧設定は少し下のアコーディオン部分に引き続き掲載してあります。
旧設定はこちら
予算や運用口座に応じていくつか設定パターンが考えられますので、複数の例を掲載します。最も基本的なパターンは予算50万円(通貨量0.1万通貨 固定ver)です。
取引通貨単位が小さい口座の場合は以下のような設定も有効です
↓ちょっと注意したいポイント
部分的な運用の例
EUR/GBP単独で運用する
50万円ほど必要だった予算を40万円程度まで減らせると考えられます
EUR/GBPのショート400pips+ロングのみで運用する
利確頻度は落ちますが、予算を25万円程度まで減らせます
運用口座
本プランは2023年10月より、トライオートFX 認定ビルダーのひとつとして公開されております。既にできあがっているビルダー設定をカートに追加して稼働させるだけで、始めることができます。
トライオートFXをご利用いただくためには、インヴァスト証券様の口座開設が必要です。
松井証券FXでも本プランの運用が可能です。トライオートFXと比べると本プランを開始するまでの初回設定の手順が多いですが、スプレッドが狭い上に手数料も発生しない、1通貨から取引可能という素晴らしい特徴を有しています。
運用実績
おわりに
プランのコンセプトや記載されていない様々な検討プロセス等、ご興味のある方は私のTwitterアカウントをフォローのうえお問い合わせいただけると助かります。説明をさせていただきつつ、必要に応じて本記事に追記していきたいと考えています。
“ATM” は”現金自動預け払い機” と思わせておいて “Automatic Trading Module” です