この記事からわかること
- ベア相場に入っているナスダック100で安全にキャッシュフローを作る方法
- 下落時の楽しみを作り出し、長期的な浮上を心安らかに待てる環境の作り方
- 下記記事の実践例
ショート戦略を実際に試してみた
以前、トライオートETF TQQQでショートを活用する方法について記事化しました。反応は様々でしたが、個人的には2022年のナスダック相場には有効なのではないかと考えています。そこで今回は、実際にこの戦略を試してみた実績を書き記します。
なお、今回はトラリピCFDで稼働させているため、このやり方を再現するためにはトラリピCFDの口座が必要となります。
Onyが現在稼働させている設定
私が現在実際に稼働させている設定を以下に記します。ロングの利幅は、単独で仕掛けていた時は150ptとしていましたが、ショートを併用するにあたって利幅を変更し、レートが13700ptに到達したときに全てのロングトラップが利確されるようにしてあります。
- 12900ptを上限値として11625ptまで75pt間隔で16本(11775と11700はスキップ)
- ロスカットレートが10000pt付近となるよう預託証拠金を準備(約50万円程度)
- 11250ptを下限値として13500ptまで150pt間隔で16本
ポジジョン状況と約定履歴
2022/6/30現在の状況を以下に掲載します。どのように推移するかの参考としてご覧ください。
出口戦略
ナスダック100がこのまま上昇していった場合
レートが13700に到達したタイミングでロングがすべて利確され、同時にショートがすべてロスカットされます。
ロスカットされるタイミングでは完全両建て状態になっているため、損益はほぼトントンでショートポジションをカットすることができます。
反対に下落していった場合
11100ptの利確を以てショートトラップがレンジアウトします。
下落方向でレンジアウトした場合
ショートトラップがリピートされないよう、注文を取り消すことも考慮した方が良いかもしれません。
これは、現在のショート設定がレンジアウトするくらいの下落に見舞われた場合は、同じレンジに戻ってきたときには回復トレンドに移行している可能性があるため、ショートよりもロングのトラリピの方が利益を狙いやすいのではないか…という筆者の個人的な見解に基づいています。
おわりに
ショート戦略はトータルリターンを極大化できる手法ではないため、明確な目的を定めて活用したいところです。
もう半年も下落続きで利確もなく、つまらない。。。
こういった感想をお持ちのままひたすら待ち続けている方は多いのではないでしょうか?
「週や月の単位で利確=キャッシュフローが欲しい」といった目的がある場合には、今回のような案が有効に働くかもしれません。
原理的に上昇していく株に対してショートでトレードすることは「邪道」だと思いますが、現物ではなくわざわざCFDでトレードしている以上は、柔軟な考え方で相場に向き合ってみることも考慮の余地があるのではないでしょうか。